OpenOffice.org コミュニティーフォーラム

OpenOffice.org 3.2 を Ubuntu 9.10 へインストールする手順をスクリーンショットを交えて説明します。

おおまかに以下の6つの手順を実行します。

• 最初から入っている OpenOffice.org をアンインストールする
• Java実行環境(JRE)をインストールする
• OpenOffice.org の Webサイトからファイルをダウンロードする
• ダウンロードしたファイルを解凍(展開)する
• 端末でコマンドを実行して OpenOffice.org をインストールする
• OpenOffice.org を起動する

●最初から入っている OpenOffice.org をアンインストールする
公式サイトで公開されている OpenOffice.org をインストールするには、最初からインストールされている OpenOffice.org を先にアンインストールする必要があります。

1. [システム]->[システム管理]->[Synaptic パッケージ・マネージャ]をクリックして、Synaptic を起動します。 2. このような画面が表示されたら、ログインしているユーザー(あなた)のパスワードを入力して、「OK」をクリックします。 3. Synaptic の起動時に「簡単な紹介」が表示されたら、読んで「閉じる」をクリックして閉じます。

4. ツールバーの｢検索」をクリックして、 検索に"OpenOffice.org"と入力して、「検索」をクリックします。 5. OpenOffice.org 関連のパッケージをクリックして選択します。
　 選択するパッケージは、以下の通りです。

• openoffice.org-base-core
• openoffice.org-calc
• openoffice.org-common
• openoffice.org-core
• openoffice.org-draw
• openoffice.org-emailmerge
• openoffice.org-gnome
• openoffice.org-gtk
• openoffice.org-help-en-us
• openoffice.org-help-ja
• openoffice.org-impress
• openoffice.org-l10n-common
• openoffice.org-l10n-ja
• openoffice.org-math
• openoffice.org-style-human
• openoffice.org-writer
• python-uno
• ttf-opensymbol
• uno-libs3
• ure

　 これらのパッケージは、パッケージ名の左側にある■(四角)が緑色になっています。■の上の列見出しをクリックして並べ替えると探しやすくなります。

6. 選択したパッケージを右クリックして、「完全削除指定」をクリックします。
　 この時点では、パッケージはまだ削除されません。 7. ツールバーの「適用」をクリックします。

8. 「概要」が表示されるので、「適用」をクリックします。 アンインストール作業が行われます。 9. 「変更が適用されました」と表示されたら、「閉じる」をクリックして閉じます。

●Java実行環境(JRE)のインストールする
OpenOffice.org のすべての機能を使用するためには、Java実行環境(JRE)が必要です。
Java実行環境がインストールされていない場合には、インストールを行いましょう。
OpenOffice.org を先にインストールした後でも、Java実行環境をインストールできます。

1. Synaptic を起動します。
　 起動方法は「最初から入っている OpenOffice.org をアンインストールする」の手順1～3を見てください。


2. ツールバーの｢検索」をクリックして、 検索に"sun-java"と入力して、「検索」をクリックします。 3. "sun-java6-bin","sun-java6-jre","sun-java6-plugin"を選択し、選択したパッケージを右クリックして、「インストール指定」をクリックします。 4. 「依存により要求された変更を追加しますか?」が表示されるので「マーク」をクリックします。

5. ツールバーの「適用」をクリックします。 6. 「概要」が表示されるので、「適用」をクリックします。 パッケージファイルのダウンロードが行われます。 ダウンロードが終了すると、インストール作業が始まります。

7. インストールの途中で、このような画面が表示されるので、ライセンスをよく読んだ後、ライセンスに同意できるならば、「DLJライセンス条項に同意しますか?」にチェックを入れ、「進む」をクリックします。 8. 「変更が適用されました」と表示されたら、「閉じる」をクリックして閉じます。 ●OpenOffice.org の Webサイトからファイルをダウンロードする
1. ブラウザで OpenOffice.org のページにアクセスします。
　 左側のメニューにある「最新版(3.2.0)ダウンロード」もしくは、中央の「ダウンロード」アイコンのどちらかをクリックして、ダウンロードページに移動します。

2. ダウンロードページで「Linux」タブをクリックして、「Linux DEB用 JRE無し」をクリックします。 3. 「ファイルを保存する」をクリックしたあと、「OK」をクリックしてファイルを保存します。
　 ファイルは /home/(ユーザー名)/ダウンロード/ に保存されます。 ●ダウンロードしたファイルを解凍(展開)する
書庫マネージャ(File Roller)で解凍する方法と、端末でコマンドを実行して解凍する方法の2つを説明します。
どちらかの方法で解凍してください。

○書庫マネージャ(File Roller)で解凍する
1. [場所]->[ダウンロード]をクリックして、ダウンロードしたファイルを保存した場所を開きます。

2. OOo_3.2.0_LinuxIntel_install_ja_deb.tar.gz を右クリックして、「ここに展開する」をクリックして、ファイルを解凍します。 処理が終わるまで、しばらく待ちます。
ファイルの解凍(展開)が終了したら、次の「端末でコマンドを実行して OpenOffice.org をインストールする」に進んでください。 ○端末でコマンドを実行して解凍する
1. [アプリケーション]->[アクセサリ]->[端末]をクリックして、端末を起動します。

2. 次のコマンドを実行して、ファイルを解凍します。
　 日本語入力on/offを切り替えるには「全角/半角」キーを押すか、または「Alt」キーを押しながら「`」キーを押します。 処理が終わるまで、しばらく待ちます。
ファイルの解凍(展開)が終了したら、次の「端末でコマンドを実行して OpenOffice.org をインストールする」に進んでください。 ●端末でコマンドを実行して OpenOffice.org をインストールする
1. [アプリケーション]->[アクセサリ]->[端末]をクリックして、端末を起動します。

2. 次のコマンドを実行して、 OpenOffice.org をインストールします。
　 日本語入力on/offを切り替えるには「全角/半角」キーを押すか、または「Alt」キーを押しながら「`」キーを押します。 　 パスワードを聞かれた場合は、ログインしているユーザー(あなた)のパスワードを入力します。
　 このとき入力しているパスワードは表示されません。 処理が終わるまで、しばらく待ちます。 インストールが完了したら、ダウンロードしたファイルや、その解凍ファイルは削除しても問題ありません。


●OpenOffice.org を起動する
1. [アプリケーション]->[オフィス]->[OpenOffice.org 3.2 Writer]をクリックして、OpenOffice.org Writer を起動します。

2. 「ようこそ」で、「次へ」をクリックします。 3. 「ユーザー名」で、必要に応じて「姓」、「名」、「イニシャル」を入力し、「次へ」をクリックします。 4. 「オンライン更新」で、「自動的に更新をチェック」にチェックが入っていることを確認して「次へ」をクリックします。
　 使用してる OpenOffice.org が最新版かどうかを自動的に確認させたくない場合には、チェックを外します。

5. 「OpenOffice.org の登録」で、ユーザ登録するかどうかを選択して「完了」をクリックします。
　 登録しなくても OpenOffice.org を使用することができます。お時間があれば登録してみてください。 以上で、インストールと初回起動時の設定がすべて終了しました。

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