http://www.openoffice.org/about_us/milestones.html
OpenOffice.org のソースコードが一般に公開され誰でもダウンロードすることができるようになったのは
2000年10月13日。 この日を OpenOffice.org は誕生日としています。
今年 2010年10月13日 は OpenOffice.org 誕生10周年です。
この機会に これまでの10年を振り返り、これからの10年を展望してみたいとおもいます。
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8月31日から9月3日までハンガリーのブダペストで開催されるOpenOffice.org Conference 2010は10周年記念大会になります。
2010年8月17日 OpenOffice.org マーケティングプロジェクトリード Florian Effenberger は
「OpenOffice.org Celebrates Tenth Anniversary at OOoCon in Budapest」と題するプレスリリースを出しました。
http://www.openoffice.org/servlets/Read ... &msgNo=426
http://www.prweb.com/releases/2010/08/prweb4396164.htm
そこに次のような記述があります。
【原文】
Today, OpenOffice.org is the major open source office suite and one of the largest open source projects worldwide with
* over 43 million downloads of its current 3.2 version
* more than 300 million downloads since the project's creation in 2000
* support for all major platforms
* 10 years of community experience
* more than 90 languages available
【日本語訳】
今日 OpenOffice.org は、ソフトウェア製品としては最も有力なオープンソースのオフィススイート、コミュニティとしては世界最大のオープンソースプロジェクトの1つだ。
* OpenOffice.org 3.2 のダウンロードは4300万を超えた
* プロジェクトがスタートした2000年からこれまでのダウンロードは3億を超えた
* 主要プラットフォームをすべてサポートしている
* 10年に渡る豊かなコミュニティ活動の経験がある
* 使える言語は90以上になった
OpenOffice.org は "OpenOffice.org the product, OpenOffice.org the community" といわれるとおり、ソフトウェアとしての製品を指し、またその製品を開発・普及するコミュニティも指しています。
OpenOffice.org の製品としての特徴は、マルチプラットフォームとマルチランゲージです。
マルチプラットフォームというは、複数の OS 上で動作するということです。
あらゆる OS 上で動作することをめざしています。つまりすべてのコンピュータで動くオフィスソフトウェアをめざしているわけです。
現在 OpenOffice.org は、Windows, Linux, Mac OS X, Solaris, FreeBSD 上で動作し、それぞれの OS 向けにバイナリを提供しています。
そのバイナリのダウンロードが2000年からこれまでに3億を超えたと先のプレスリリースはいっているのです。
マルチランゲージというのは、複数の言語で使えるということです。
コンピュータを使っている人なら誰でも、自分が日常的に使っている言語で OpenOffice.org が使えるようにしたいと考えています。
http://projects.openoffice.org/native-lang.html
OpenOffice.org には90を超える Native Language Project があります。
Native Language Project は各言語版のOpenOffice.org の品質保証テストをやったり、各言語版のOpenOffice.org のリリースを許可したり、各言語が使われている国や地域で OpenOffice.org の宣伝・普及を行ったりするプロジェクトです。
http://l10n.openoffice.org/languages.html
Native Language Project までには至らないが OpenOffice.org の UI(ユーザーインターフェース)やHelp(ヘルプ)を翻訳しているチームがあります。
http://wiki.services.openoffice.org/wiki/Languages
このページを見れば自分が日常的に使用している言語に OpenOffice.org のユーザーインターフェースが翻訳されているかどうかがわかります。
このページによればOpenOffice.orgのUIを翻訳した言語, 翻訳中の言語, 翻訳に取り組みたいと表明した言語は合わせて119で次のとおりです。
1 アファール語
2 アフリカーンス語
3 アムハラ語
4 アラビア語
5 アッサム語
6 アストゥリア語
7 アゼルバイジャン語
8 バロチ語
9 ベラルーシ語
10 ブルガリア語
11 ベンガル語(バングラデシュ)
12 ベンガル語(インド)
13 チベット語
14 ブレトン語
15 ボスニア語
16 カタロニア語
17 チェコ語
18 ウェールズ語
19 デンマーク語
20 ドイツ語
21 低地ソルブ語
22 ゾンカ語
23 ギリシャ語
24 英語(英国)
25 英語(米国)
26 英語(南アフリカ)
27 エスペラント語
28 スペイン語
29 エストニア語
30 バスク語
31 ペルシア語
32 フィンランド語
33 フランス語
34 フランス語(カナダ)
35 フリウリ語
36 アイルランド語
37 ゲール語(スコットランド)
38 ガリシア語
39 グアラニ語
40 グジャラート語
41 ヘブライ語
42 ヒンディー語
43 クロアチア語
44 高地ソルブ語
45 ハンガリー語
46 アルメニア語
47 アイスランド語
48 インドネシア語
49 イタリア語
50 日本語
51 グルジア語
52 カザフ語
53 クメール語(カンボジア)
54 カンナダ語
55 韓国語
56 クルド語
57 キルギス語
58 ラオ語
59 リトアニア語
60 ラトビア語
61 マケドニア語
62 マラヤーラム語
63 マオリ語
64 モンゴル語
65 マラーティー語
66 マレー語
67 ビルマ語
68 ノルウェー語ブークモール
69 ネパール語
70 オランダ語
71 ノルウェー語ニーノシク
72 ンデベレ語
73 北ソト語
74 オック語
75 オロモ語
76 オリヤー語
77 パンジャブ語
78 パピアメント語
79 ポーランド語
80 パシュトウ語
81 ポルトガル語
82 ブラジル・ポルトガル語
83 ルーマニア語
84 ロシア語
85 キニヤルワンダ語
86 サンゴ語
87 サルデーニャ語
88 セルビア語(ラテン文字)
89 シダマ語
90 シンハラ語
91 スロバキア語
92 スロベニア語
93 アルバニア語
94 セルビア語(キリル文字)
95 スワジ語
96 ソト語
97 スウェーデン語
98 スワヒリ語
99 タミール語
100 タジク語
101 テルグ語
102 テトゥン語
103 タイ語
104 ティグリニャ語
105 ツワナ語
106 トルコ語
107 ツォンガ語
108 タタール語
109 ウクライナ語
110 ウルドゥー語
111 ウイグル語
112 ウズベク語
113 ヴェンダ語
114 ベトナム語
115 ワロン語
116 コーサ語
117 中国語(簡体字)
118 中国語(繁体字)
119 ズールー語