OpenOffice.org の10年(1)

ニュースレターの紹介、OpenOffice.org アカウント

OpenOffice.org の10年(1)

投稿記事by khirano » 8月 16th, 2010, 7:38 pm

http://www.openoffice.org/about_us/milestones.html

OpenOffice.org のソースコードが一般に公開され誰でもダウンロードすることができるようになったのは
2000年10月13日。 この日を OpenOffice.org は誕生日としています。

今年 2010年10月13日 は OpenOffice.org 誕生10周年です。

この機会に これまでの10年を振り返り、これからの10年を展望してみたいとおもいます。

----------

8月31日から9月3日までハンガリーのブダペストで開催されるOpenOffice.org Conference 2010は10周年記念大会になります。
2010年8月17日 OpenOffice.org マーケティングプロジェクトリード Florian Effenberger は
「OpenOffice.org Celebrates Tenth Anniversary at OOoCon in Budapest」と題するプレスリリースを出しました。
http://www.openoffice.org/servlets/Read ... &msgNo=426
http://www.prweb.com/releases/2010/08/prweb4396164.htm

そこに次のような記述があります。
【原文】
Today, OpenOffice.org is the major open source office suite and one of the largest open source projects worldwide with
* over 43 million downloads of its current 3.2 version
* more than 300 million downloads since the project's creation in 2000
* support for all major platforms
* 10 years of community experience
* more than 90 languages available
【日本語訳】
今日 OpenOffice.org は、ソフトウェア製品としては最も有力なオープンソースのオフィススイート、コミュニティとしては世界最大のオープンソースプロジェクトの1つだ。
* OpenOffice.org 3.2 のダウンロードは4300万を超えた
* プロジェクトがスタートした2000年からこれまでのダウンロードは3億を超えた
* 主要プラットフォームをすべてサポートしている
* 10年に渡る豊かなコミュニティ活動の経験がある
* 使える言語は90以上になった

OpenOffice.org は "OpenOffice.org the product, OpenOffice.org the community" といわれるとおり、ソフトウェアとしての製品を指し、またその製品を開発・普及するコミュニティも指しています。

OpenOffice.org の製品としての特徴は、マルチプラットフォームとマルチランゲージです。

マルチプラットフォームというは、複数の OS 上で動作するということです。
あらゆる OS 上で動作することをめざしています。つまりすべてのコンピュータで動くオフィスソフトウェアをめざしているわけです。
現在 OpenOffice.org は、Windows, Linux, Mac OS X, Solaris, FreeBSD 上で動作し、それぞれの OS 向けにバイナリを提供しています。
そのバイナリのダウンロードが2000年からこれまでに3億を超えたと先のプレスリリースはいっているのです。

マルチランゲージというのは、複数の言語で使えるということです。
コンピュータを使っている人なら誰でも、自分が日常的に使っている言語で OpenOffice.org が使えるようにしたいと考えています。

http://projects.openoffice.org/native-lang.html
OpenOffice.org には90を超える Native Language Project があります。
Native Language Project は各言語版のOpenOffice.org の品質保証テストをやったり、各言語版のOpenOffice.org のリリースを許可したり、各言語が使われている国や地域で OpenOffice.org の宣伝・普及を行ったりするプロジェクトです。
http://l10n.openoffice.org/languages.html
Native Language Project までには至らないが OpenOffice.org の UI(ユーザーインターフェース)やHelp(ヘルプ)を翻訳しているチームがあります。
http://wiki.services.openoffice.org/wiki/Languages
このページを見れば自分が日常的に使用している言語に OpenOffice.org のユーザーインターフェースが翻訳されているかどうかがわかります。
このページによればOpenOffice.orgのUIを翻訳した言語, 翻訳中の言語, 翻訳に取り組みたいと表明した言語は合わせて119で次のとおりです。
1 アファール語
2 アフリカーンス語
3 アムハラ語
4 アラビア語
5 アッサム語
6 アストゥリア語
7 アゼルバイジャン語
8 バロチ語
9 ベラルーシ語
10 ブルガリア語
11 ベンガル語(バングラデシュ)
12 ベンガル語(インド)
13 チベット語
14 ブレトン語
15 ボスニア語
16 カタロニア語
17 チェコ語
18 ウェールズ語
19 デンマーク語
20 ドイツ語
21 低地ソルブ語
22 ゾンカ語
23 ギリシャ語
24 英語(英国)
25 英語(米国)
26 英語(南アフリカ)
27 エスペラント語
28 スペイン語
29 エストニア語
30 バスク語
31 ペルシア語
32 フィンランド語
33 フランス語
34 フランス語(カナダ)
35 フリウリ語
36 アイルランド語
37 ゲール語(スコットランド)
38 ガリシア語
39 グアラニ語
40 グジャラート語
41 ヘブライ語
42 ヒンディー語
43 クロアチア語
44 高地ソルブ語
45 ハンガリー語
46 アルメニア語
47 アイスランド語
48 インドネシア語
49 イタリア語
50 日本語
51 グルジア語
52 カザフ語
53 クメール語(カンボジア)
54 カンナダ語
55 韓国語
56 クルド語
57 キルギス語
58 ラオ語
59 リトアニア語
60 ラトビア語
61 マケドニア語
62 マラヤーラム語
63 マオリ語
64 モンゴル語
65 マラーティー語
66 マレー語
67 ビルマ語
68 ノルウェー語ブークモール
69 ネパール語
70 オランダ語
71 ノルウェー語ニーノシク
72 ンデベレ語
73 北ソト語
74 オック語
75 オロモ語
76 オリヤー語
77 パンジャブ語
78 パピアメント語
79 ポーランド語
80 パシュトウ語
81 ポルトガル語
82 ブラジル・ポルトガル語
83 ルーマニア語
84 ロシア語
85 キニヤルワンダ語
86 サンゴ語
87 サルデーニャ語
88 セルビア語(ラテン文字)
89 シダマ語
90 シンハラ語
91 スロバキア語
92 スロベニア語
93 アルバニア語
94 セルビア語(キリル文字)
95 スワジ語
96 ソト語
97 スウェーデン語
98 スワヒリ語
99 タミール語
100 タジク語
101 テルグ語
102 テトゥン語
103 タイ語
104 ティグリニャ語
105 ツワナ語
106 トルコ語
107 ツォンガ語
108 タタール語
109 ウクライナ語
110 ウルドゥー語
111 ウイグル語
112 ウズベク語
113 ヴェンダ語
114 ベトナム語
115 ワロン語
116 コーサ語
117 中国語(簡体字)
118 中国語(繁体字)
119 ズールー語
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OpenOffice.org の10年(2)

投稿記事by khirano » 8月 19th, 2010, 3:11 pm

OpenOffice.org の特徴であるマルチプラットフォームとマルチランゲージを支えているのはコミュニティの力です。

OpenOffice.org コミュニティの中核はさまざまなOpenOffice.org プロジェクトです。
http://projects.openoffice.org/index.html
1 セキュリティ security
2 パフォーマンス performance
3 ワードプロセッシング sw
4 スプレッドシート sc
5 グラフィックアプリケーション graphics
6 グラフィックシステムレイヤ gsl
7 ベース・データベース dba
8 API api
9 アプリケーションフレームワーク framework
10 ビルドツールとビルド環境 tools
11 品質保証 qa
12 UNO開発キット udk
13 ユーザエクスペリエンス ux
14 ユーザーインターフェース ui
15 XML xml
16 拡張機能 extensions
17 外部 external
18 UCB ucb
19 ビブリオ bibliographic
20 ローカライゼーション l10n
21 ネイティブランゲージ native-lang
22 言語コンポーネント lingucomponent
23 ポーティング porting
24 インストール installation
25 配布 distribution
26 サポート support
27 ドキュメント documentation
28 認定 certification
29 マーケティング marketing
30 ウェブサイト website

この巨大なプロジェクトを引っ張ってきたのが OpenOffice.org コミュニティ カウンシルです。
コミュニティ カウンシルのメンバーはコミュニティの選挙で選ばれます。

OpenOffice.org コミュニティ カウンシル
---------------------------------------------
http://council.openoffice.org/
コミュニティカウンシルメンバー
・公認プロジェクトのリードから5人
Louis Suárez-Potts, 議長兼書記; 代理: Sophie Gautier
Matthias Huetsch; 代理:
John McCreesh; 代理: Florian Effenberger
・ネイティブランゲージプロジェクトから2人
Olivier Hallot; 代理: (暫定 Branislav Klocok)
Charles-H Schulz; 代理: Leif Lodahl
・コミュニティ貢献者代表1人 (全コミュニティの代表)
Cor Nouws ; 代理: Kazunari Hirano
・Sun/Oracle スタッフメンバー1人
Stefan Taxhet; 代理:
・製品開発代表
Christoph Noack; 代理: Christian Lohmaier
・コード貢献者代表
Juergen Schmidt; 代理: Carsten Driesner
Eike Rathke; 代理:
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OpenOffice.org の10年(3)

投稿記事by khirano » 10月 13th, 2010, 8:54 pm

Happy 10th Birthday of OpenOffice.org !

今日は OpenOffice.org 10才の誕生日です。

この誕生日を前にひとつのニュースが世界を駆け巡りました。

9月28日、OpenOffice.orgコミュニティがThe Document Foundationの設立を発表しました。
The Document Foundation は LibreOffice を提供します。
The Document Foundation の FAQ によれば、10年前に Sun Microsystems がオープン・ソースライセンスで OpenOffice.org をリリースしたとき、コミュニティは独立した Foundation をめざしていたといいます。

本日10月13日OpenOffice.org 10才の誕生日に The Document Foundation は The Next Decade Manifesto を発表しました。
http://www.documentfoundation.org/lists ... 00012.html
The Next Decade Manifesto: http://wiki.documentfoundation.org/TDF/ ... _Manifesto
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OpenOffice.org の10年(4)

投稿記事by khirano » 10月 22nd, 2010, 11:12 am

参考資料。

これは、OpenOffice.org 日本語プロジェクトの翻訳プロジェクトが以下の文書を翻訳したものです。
http://www.openoffice.org/servlets/Read ... &msgNo=429

-----------------------------------------------------------------------------
OpenOffice.orgコミュニティ、The Document Foundationの設立を発表

OpenOffice.orgを開発・普及をするボランティアのコミュニティは、プロジェク
トの一層の発展のため、独立したFoundationを立ち上げました。

2010年9月28日 (インターネットにおいて) - フリーのオフィスソフトである
OpenOffice.orgを開発・普及をしてきたボランティアのコミュニティは、プロ
ジェクトの進め方を大幅に変更したことをお知らせします。創始者として、ま
た、最大のスポンサーとしてSun Microsystems社にこれまでの10年間を支えられ
てきましたが、元々の設立趣意として挙げられていた自立した運営を果たすた
め、”The Document Foundation”を立ち上げることになりました。

本Foundationは,個人や団体が真にフリーなオフィススイートに貢献し、かつ、
その恩恵を享受することができるような場となるようにします。これにより、
ユーザーの利益のための健全な競争や選択肢が生まれ、オフィススイート市場に
おける革新がもたらされることでしょう。本日より、OpenOffice.orgコミュニ
ティは”The Document Foundation”として知られることになります。

Sun Microsystems社を買収した結果OpenOffice.orgの資産を引き継ぐことになっ
たOracle社については、この新しいFoundationに迎え入れる準備をしており、ま
た、コミュニティが10年間育てあげてきたブランドを寄付するようにお願いをし
てきました。これについては現在未決定なため、”LibreOffice”という名前がこ
れからリリースされるソフトウェアの名称として選ばれました。

The Document FoundationはOpenOffice.orgコミュニティを牽引してきた個人の
メンバーによる努力の結果によるものです。中には何名かのプロジェクトリー
ダーや、コミュニティーカウンシルの主要メンバーが含まれています。今後はしばらく
は、開発者の運営委員会と各言語のプロジェクトマネージャーと進めていきま
す。本Foundationは、ユーザーと開発者のために障壁を下げることを目指してい
ます。そして、これまでよりもLibreOfficeをたいへん親しみやすいオフィス
スイートにします。

本FoundationはLibreOfficeの開発の取りまとめを行います。LibreOfficeのベー
タ版は、本サイトからダウンロード可能です: http://www.libreoffice.org
この新しい友好的かつオープンな環境において、私達のプロジェクトに加わり、
コードを貢献してくれる開発者を歓迎します。翻訳、テスト、文書作成、ユー
ザーサポート、普及活動を行うその他の貢献者と共にオフィススイートの未来を
創っていきましょう。

ボランティアグループを代表して、前フランス語プロジェクトでコミュニティの
第一人者であるSophie Gautier氏はこう述べています。「私達は本Foundation
が、たった一つの企業の商業的な利害によるしがらみからコードの開発やプロ
ジェクトの発展が解放されることにより、このフリーなオフィススイートの発展
のための重要な一歩となること期待しています。世界中のフリーソフトウェアの
支持者には、FLOSSの歴史に新たな1ページを残すため、設立メンバーの輪に加わ
る大きなチャンスがあります。」

リチャード・ストールマン氏(FSF代表)は、LibreOfficeのリリースと、フリーソ
フトウェアのみを推奨するポリシーを歓迎し、このように述べています。「私は
Document Foundationがフリーでないアドオンを推奨しないことを嬉しく思いま
す。フリーでないアドオンが現在のOpenOffice.orgの自由に関する最大の問題だ
からです。私はLibreOfficeの開発者とOracleに所属するOpenOfficeの開発者が
コード本体の開発において協力することを期待しています。」

「The Document FoundationはOpen Document Formatを支持し、さらなるISO標準
の発展のためにOASISに積極的に働きかけます。」と、コミュニティーカウンシルで
Native Language ConfederationのリードであるCharles Schulz氏は述べていま
す。「The Document Foundationは開発者、サポーター、ユーザーの視点を議論
の場に持ち込みます。これは、政府や企業レベルでのODF採用の動きを加速する
ことになるでしょう。」

Google社のオープンソースプログラムマネージャーであるChris DiBonaは次のよ
うなコメントを寄せています。「The Document Foundationの創設は、オープン
ソースのオフィススイートの開発をさらに押し進める大きな一歩です。全ての貢
献者に対して公平な議論の場を設けることは、幅広くかつ活発なオープンソース
ソフトウェアプロジェクトに関するコミュニティを作るのに欠かせません。
GoogleはThe Document Foundationのサポーターとなり、このプロジェクトに参
加できることを誇りに思います。」

「Viva la LibreOffice」と言うのはNovellの製品マネジメントディレクターの
Guy Lunardi氏です。「私達は、しっかりとしたオープンソースのオフィスソフ
トの開発を支援するために、Document Foundationと一緒に活動ができるのを楽
しみにしています。究極的には、Mozilla Firefoxがブラウザーの分野でやった
ことと同じことを、LibreOfficeがオフィスソフトウェア市場でやることを私達
は思い描いています。」

Red Hat社のEMEA Open Source AffairsのJan Wildeboer氏は次のコメントを寄せ
ています。「世界中のユーザー、企業、政府がオープンな標準に基づいた革新的
で技術的なソリューションに移行しています。Red Hatはこの取り組みに加われ
ることを嬉しく思います。」

Ubuntuを作っていることで有名なCanonical社の創始者で主要株主のMark
Shuttleworth氏は、次のように述べています。「オフィスソフトウェアはフリー
ソフトウェアのデスクトップの重要な構成要素の一つです。The Document
FoundationからリリースされるLibreOfficeを将来のUbuntuのリリースに含める
ことができるのは、Ubuntu Projectとしては嬉しく思います。The Document
FoundationによるLibreOfficeは、Ubuntuが事務環境におけるデスクトップに対
する有効なソリューションであるためのコードレベルでの共同開発のための効率
的な場をUbuntu開発者に提供してくれています。」

「Open Source Initiativeはオープンソースソフトウェアのための開かれたコ
ミュニティへ向かう世の中の流れをこれまで見てきました。」と言うのはOpen
Source Initiativeのディレクタ、Simon Phipps氏です。「私達はThe Document
Foundationの構想を歓迎します。最高のオープンソースソフトウェア精神に基づ
き、フリーソフトウェアのための真に開かれたコミュニティが成しうるイノベー
ションを期待しています。」

「私達はLibreOfficeプロジェクトをフリーソフトウェアのコミュニティに歓迎
します。私達は、コミュニティの人々がフリーのデスクトップ環境を発展させる
ための大きな機会があると考えています。」と言うのは、GNOME Foundationのエ
グゼクティブディレクターのStormy Peters氏です。「これまで何年もの間、
GNOMEコミュニティはGnumeric、GnuCash、AbiwordといったGNOMEオフィススイー
トのアプリケーション同じように、OpenOfficeを支援してきました。
LibreOfficeがフリーソフトウェアのコミュニティの仲間入りを果たしたことに
より、フリーデスクトップのユーザーは豊富な選択肢のなかから利益を享受する
ことができるようになると信じています。」

NeoOfficeのチーフエンジニアであるPatrick Luby氏は次のように述べていま
す。「私は、より進んだ機能を開発し、OpenOffice.orgを新しい心躍る方向性に
向かわすために、新しい独立したLibreOfficeのfoundationができたことを嬉し
く思います。」また、NeoOfficeのChief VisionaryであるEd Peterlin氏は次の
ように述べています。「これによって私達がLibreOfficeの素晴らしい機能をMac
に持ち込むことができるようになることを楽しみにしています。将来的には、私
達のWebを通じた活動を広げ、全てのプラットフォームのLibreOfficeユーザーの
手助けをしたいと思っています。」

オープンソースソリューションの開発、実装、サポートに特化した独立系コンサ
ルティング・サービス会社であるCredativ社のイギリスManaging Directorの
Chris Halls氏は、次のように述べています。「本Foundationはコミュニティの
貢献者のために新たな機軸を提供するチャンスとして、また、コミュニティの貢
献者と共に前進できる機会として、本Foundationを歓迎します。私達のビジネス
では、様々な環境での何千にも及ぶオフィスデスクトップを支援してきました。
日々の業務の一部として私達が貢献できるコードやフィードバックが、プロジェ
クトに間単に取り込まれるようになることはとても重要なことです。」

「The Document Foundationの設立は、ブラジルのOpenOffice.orgコミュニティ
のためのProjeto Brasilが持つBrOffice.orgのビジョンと合致します。私達の国
では、Open Document Formatとそれをサポートするツールに対する多大な投資を
してきました。BrOffice.orgとThe Document Foundationが同じ価値観と目的を
共有することは、何にもましてうれしいことです。」と言うのは、ブラジルの
NGO団体BrOffice.orgの代表を務めるClaudio Filho氏です。

ノルウェーの財団である「 Apne kontorprogram pa norsk(ノルウェーの
OpenOfficeスイートの意)」はOpenOfffice.orgのノルウェー語化を担ってお
り、ノルウェーにおけるOpenOffice.orgの普及活動をしています。これまでにノ
ルウェー語プロジェクトは、主に国や自治体から資金提供をされ、これらの団体
により運営がされてきましたが、最近は企業がだんだんと積極的に関与するよう
になってきました。私達はより潜在的な民間からの参加のために、長期的に持続
可能なプロジェクトの設立の必要性を理解しています。Google社、Novell社、
Canonical社、Red Hat社といった世界的な大企業と同じように、その他の北欧諸
国や、ヨーロッパの主要各国が今やThe Document Foundationと協力関係にある
ことに、私達財団は留意しています。私達はこの方向性がノルウェーにも正しい
方向であると考えています。The Document Foundationとの協力体制により、よ
り革新的でユーザー親和性の高い機能が組み込まれたLibreOfficeを開発するの
をより簡単に押し進めることができます。ライセンスの障壁や、ソースコードや
標準規格を間単に参照できるようにすることは、関連する製品の開発を促進する
ことになるでしょう。

The Document Foundationについて詳しくはWebサイトをご覧ください:
http://www.documentfoundation.org/

The Document Foundationの設立メンバーの略歴と顔写真はこちらから:
http://www.documentfoundation.org/foundation/

コードレベルでの開発に興味のある方はこちらをご覧ください :
http://www.documentfoundation.org/contribution/

The Document FoundationのTwitterのアカウントは:
http://twitter.com/docufoundation

また、 Identi.ca のアカウントは:
http://identi.ca/docufoundation

アナウンス用のメーリングリスト:
announce+subscribe@documentfoundation.org

一般的な話し合いのためのメーリングリスト:
discuss+subscribe@documentfoundation.org

IRCチャンネル:
#documentfoundation irc.freenode.net

==The Document Foundationとは==

The Document Foundationは、OpenOffice.orgコミュニティの主要メンバーによ
り独立した民主的なFoundationです。OpenOffice.orgコミュニティの真の価値で
ある開放性、透明性、そして貢献をしてくれる人を重んじる文化を維持していく
ために、独立したFoundationが最も適切な形であるとの思いから設立され、これ
までの10年間のOpenOffice.orgコミュニティによる成果を元に活動を行います。
私達の真の価値を理解し、私達の活動に協力してくれるどのような個人にも開か
れた組織となります。また、コミュニティ内のその他の貢献者と同じように作業
ができるように個人を支援するなどといった法人の参加も歓迎します。

==連絡先==

Florian Effenberger (Germany)
Phone: +49 8341 99660880
Mobile: +49 151 14424108
Skype: floeff
E-mail: floeff@documentfoundation.org<br>

Olivier Hallot (Brazil)
Mobile: +55 21 88228812
E-mail: olivier.hallot@documentfoundation.org

Charles H. Schulz (France)
Mobile: +33 6 98655424
E-mail: charles.schulz@documentfoundation.org

Italo Vignoli (Italy)
Mobile: +39 348 5653829
E-mail: italo.vignoli@documentfoundation.org

------------------------------------------------------
原文:http://www.openoffice.org/servlets/ReadMsg?list=announce&msgNo=429
翻訳:中本崇志
査読:matuaki,Masahisa Kamataki,矢崎 誠,Kazunari Hirano
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登録日時: 5月 25th, 2008, 12:15 pm
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OpenOffice.org の10年(5)

投稿記事by khirano » 10月 22nd, 2010, 11:18 am

参考資料。

これはOpenOffice.org日本語プロジェクトの翻訳プロジェクトが以下の文書を翻訳したものです。
http://www.documentfoundation.org/faq/

-------------------------------------------------

The Document Foundationのよくあるご質問

質問:どうしてFoundationなのでしょう?

答え:10年前に Sun Microsystemsがオープン・ソースのライセンスの下でOpenOffice.orgというソフトのリリースを決めたとき、それはコミュニティーベースの開発をするという信念に基づいたものであり、将来独立したFoundationになることを願っていました。この大きな賭けは大成功し、今日OpenOffice.orgは世界をリードするオープン・ソースのオフィススイートであることには疑問の余地はありません。OpenOffice.orgコミュニティーでの取り組みが次の10年に入ろうとしている現在、さらに前進するためには新しい組織が必要だと言うコンセンサスが主なコミュニティーの参加者の間で徐々に生まれてきました。色々な選択肢のなかで、独立したコミュニティーに所有、管理された民主的なFoundationが生まれることが最善策です。

質問:ではプロジェクトが枝分かれしたと言うことですか?

答え:いいえ、そういうことではありません。The Document Foundationは従来と同じソフトの開発、支援、プロモーションを続け、今までとなんら変わりはありません。次の10年に向かって、新しいより適切な組織モデルに移行するだけです。-それは10年前のSun Microsystemsの感動的なOpenOfficeの発表を論理的に一歩進めたに過ぎません。

質問:どうして皆さん自身のことを”The Document Foundation”と呼ぶのですか?

答え:この10年間”OpenOffice.org”と言う名称をコミュニティーとソフトの両方の意味に使ってきました。このあいまいさをやめ、コミュニティーを”The Document Foundation”と呼び、ソフトを”LibreOffice”と呼ぶことにしたのです。

注:フリーソフト コミュニティーに同じような例があります。Firefoxブラウザの”Mozilla Foundation”コミュニティーがそのよい例です。

質問:それは他のソフトを開発する、と言うことですか?

答え:その可能性は将来に残しておこうと思います。

質問:どうしてOpenOffice.orgをLibreOfficeと呼ぶようにするのですか?

答え:OpenOffice.orgの商標はOracle Corporationが所有しています。法的、その他の問題が解決したとき、その商標とともにOracleが預かっているコミュニティーの他の資産もThe Document Foundationに寄贈してくれることを願っています。しかし、それまでの間も活動を続けなければならないので、”LibreOffice”(自由なオフィス)にします。

質問:どうして新しいWebのインフラを作っているのですか?

答え:Oracle による Sun Microsystemsの吸収合併以来、事実上、これまでコミュニティがインフラとして使っていたCollabnet の「使用を止めるように」といわれている状態です。Foundation設立発表に伴い、私たちは新しいインフラを立ち上げることを表明します。

質問:今回の発表はOpenOffice.orgから派生した他のものにどんな意味があるのでしょう?

答え:できる限り多くの人がコード作成に貢献できるようにThe Document Foundationをオープンにしておきたいと思っています。Go-OOチームによって強化された機能もすでにLibreOfficeに加わることをお知らせでき嬉しく思います。ほかの組織も同様に加わってくれることを願っています。

質問:Oracle Corporation, IBM, Novell, Red Flagなどが作った商品にどんな影響を与えるでしょう?

答え:他社のことについて言う立場にはありません。しかし LibreOfficeから派生した商業ベースのソフトを売り出すことに対して我々はそれを止める権限はありません。商業ベースの会社にとっては、競争相手(Oracle)を支援しているのではないか、と言う心配をすることなく、資金やリソースの面でこの新しいThe Foundationを援助できることを意味します。

質問:The Document Foundationは開発者にどんな影響を与えるでしょう?

答え:The Document Foundationはできる限り開発者フレンドリーなコミュニティーにします。開発者(貢献者)に我々とコピーライトを分け合うことを要求しません。貢献者は仲間内で評価され、コミュニティーないでその地位が上がることになります。-どこの会社で働いているか、と言うこととは関係なく。

質問:The Document FoundationはLibreOfficeのユーザーにどんな影響を与えるのでしょう?

答え:LibreOfficeはThe Document Foundationの存在目的です。私たちは開発などに優遇を受ける商業版を開発しませんし、今後もそのつもりはありません。私たちの唯一の目的は、最善のフリー・オフィス・スイート、つまりLibreOfficeを我々のユーザーに提供することです。

----------------------------------------------------------

原文:http://www.documentfoundation.org/faq/
翻訳: Mari Morimoto
査読: N.Matayoshi, Takashi NAKAMOTO, 矢崎 誠, Jean-Christophe Helary, Nobuyoshi Imai, Maho NAKATA, Takeshi Otsuki, Kazunari Hirano
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登録日時: 5月 25th, 2008, 12:15 pm
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OpenOffice.org の10年(6)

投稿記事by khirano » 12月 10th, 2010, 2:09 pm

OpenOffice.org ドイツ語プロジェクトの Co-Lead(共同リード)Jacqueline Rahemipourは、10月31日、"Every end is a new beginning", 「お終いはいつも何かの始まり」と題するメールを, project_leads@openoffice.org, dev@native-lang.openoffice.org, com@native-lang.openoffice.org に投稿しました。

http://native-lang.openoffice.org/servl ... msgNo=9360

以下 OpenOffice.org 日本語プロジェクトの翻訳プロジェクトによる翻訳です。

-----

OpenOffice.orgのサポーターのみなさん

この数日から数週間、当プロジェクトではプロジェクトにおける協力をどうとらえるか、どうしたらもっと意欲的に仕事ができるようになるかなどを時には激しい議論を交わしてきました。しかし議論が客観的で、問題の所在を見極めたり、結論を出そうという本来の議論のあるべき姿でないばかりか、時には大変感情的になったことは残念なことです。

この議論の発端は、個々のスポンサーから独立した自由なオフィス・スイートとコミュニティーをめざすファンデーションの設立発表でした。この考え方はOpenOffice.orgプロジェクトが始まった当時からあったもので、近年何度も議論されてきました。

OpenOffice.orgはこれまでの最初の10年で大きく成長しました。この成長はメイン・スポンサーであるSunとOracleがデベロッパーを雇い、更にはテクニカルプラットフォームの提供及び維持を強力に推進したためです。

しかし、多くの有志プロジェクトメンバーや他の会社のスタッフもOpenOffice.org自体やそのサブプロジェクトに多くの時間とお金を投入したのも事実です。その協力の良い例として、ドキュメンテーション、品質保証と翻訳、共同マーケティング、コミュニティーイベントやトレードショーへの出展の企画などは特筆に値するでしょう。

しかし、これらの多くの協力作業や共通の問題解決を見出す際に、その限界に直面することも明らかになってきました。将来の作業プラットフォーム、デザインまたはマーケティングの開発に関して、メイン・スポンサーとの考えが合わなかったり、無視されたり、または責任者やその地位にある人が何の決定も下してくれないため結局実施出来なかったりしました。そしてこれは無駄な誤解や議論をもたらしましたし、現在も状況は変わりません。この限界を乗り越えるためには、プロジェクトは進化し、独立したファンデーションを持たなければなりません。

The Document Foundationの発表にたいするOracleの公式見解では「Oracle は今まで同様にOpenOffice.orgを続ける」と明言しています。その結果、プロジェクトの責任者や代表者であり、従来通りでは不十分だと感じた一部のコミュニティメンバーの間で利害対立が明らかになってきました。 テクニカル・レベルにおける協力関係を築き、状況を変えることは可能だと Oracleは何度も強調してきましたが、プロジェクトの組織や運営が直面している問題への変革の兆しは一向にありません。そのような変革を求めているのに現プロジェクトからは何の実質的な変化の兆しを見出せない人たちがThe Document Foundation(TDF)に参加しました。残念な事にこれは従来のOpenOffice.orgか、あるいはTDFかという二者択一を迫る結果になりました。

ここにサインした人たちの答えは明白です。私たちはこの変革により、コミュニティー、そしてコミュニティが開発したオフィス・スイートに進化するチャンスを与えたいのです。そのために、今後私たちはThe Document Foundationをサポートし、チームとしてLibreOffice を開発促進していきます。多くの人たちが私たちに加わってくれれば幸いです。

人は皆各自の意志で決断するべきだということは百も承知です。私たちはgermanophoneプロジェクトのポジションから退くことを決めました。今までOpenOffice.org の開発を可能にしてきた皆さん、そして私たちと長い道のりを分ち合った皆さんに深く感謝します。
原文:http://native-lang.openoffice.org/servlets/ReadMsg?list=dev&msgNo=9360

翻訳:森本 真理

査読:Sam Lin, Yokota Kunihiko、中田 真秀、福原 信康
Apache OpenOffice 4.0 on Windows Vista
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登録日時: 5月 25th, 2008, 12:15 pm
お住まい: Doya-cho, Ichinoseki-shi, Iwate-ken, Japan


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